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掃溜日誌

日々の戯言や剣道の話、その他もろもろ

   

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ゴールデンスランバー

 こんばんは、何時止まるやもしれぬ驚異のブログ更新率の針井です。

 もうすでに、ここ二、三カ月の一月間の更新回数を上回ったっていう。

 それでも、もしかしたらこの記事が今月最後になるのかもしれないですからね、気が抜けんですね。

 まーぶっちゃけた話、何を書くのか非常に悩んでんですけど。

 変わり映えのしない毎日、話題性に乏しいのは周知の事実。

 そういう訳で、今回は珍しい事に読んだ本についてでも書きましょうかね。

 そうですよ、ちゃんと本は読んでんですよ。

 そりゃー、紛い物なりに物書きのまねごとやってんですから、本を読まない事には何にもなりませんからね。

 と言っても、読んだのは一月以上前の話。

 正月に実家に帰ってたときに、弟が読書感想文のために図書館から借りてきたのを弟よりも早く読んでしまったって言う罠。

 あ、我が家ではよくあることなんです。

 私の本を読むスピードが平均よりも速いため、弟が借りてきていたはずの本を、気がつけば自分の方が先に読み終わってるっていう。

 で、うっかりネタバレ、そして弟は読む気なくすんですね、分かりm(ry

 で、例によって読んだ本っていうのがこれ。

 伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』。

 『お前、オズワルドにされるぞ』っていうセリフが、やたらに印象的なあの作品です。

 映画化されたっていう、話題のアレです。

 小説を映画化すんのはあまり好まない僕なんで、映画の方はまるっきり見る気なしなんですが。

 小説の方は、いや、ものすごくおもしろかったですよ。

 伊坂さんの小説は、結構な方が読んでらっしゃって、一様に面白いって聞いてたんで、一体どれほどのものなのかワクワクして読んだんですけど。

 やー、期待を裏切らないっていうか。

 度肝を抜かれた、なんか違うな。

 ともかく、物書きっていうのはこうあるべきだろうっていうのを、まざまざと見せつけられたっていうか。

 時系列の巧妙な操作とか、複線の張り方の巧妙さとか、技術的な面云々て言うより、物語の世界への引き込み方がハンパなかったですね。

 かなり無茶苦茶なシリアス展開で、主人公の身辺も二転三転、あるいは七転八転までするんですが、読者を置いてきぼりにせずに、逆にぐいぐい引っ張ってくるんですよね。

 気がつけば時間を忘れて、ついつい読み込んでしまうというか。

 まさに、ジェットコースターを乗り切ったような読了感でした。

 次の展開が読めなくて、このままどうなってしまうのか、知りたいようで知りたくない。

 主人公が不幸になるのが怖くて、そんなラストは見たくなくて、それでも続きが気になってついついページをめくってしまう。

 その時にはすでに主人公の虜になっていて、心の中で必死に主人公に対してエールを送っている自分に気づくんですよね。

 登場人物もみんな憎めないんです。

 あ、もちろん敵役はとことん憎いですけど(笑)。

 主人公に味方してくれる人たちはみんな愉快で、それぞれに人間性があって、関係性があって、親しみやすいんです。

 もちろんみんなヒーローにはなれないんですけど、その必死の行動が泥臭くって、カッコいいんです。

 あ、自分の周りにもこんな人がいればいいな、なんて思えるくらいに。

 個人的に一番好きな脇役は、主人公の親父さんですかね。

 豪快で、そんで何事にも動じない、そんな人柄がいいです、あの妙な信念もGJでした。

 もちろん、一番の登場人物は主人公ですけど(笑)。

 そしてエピローグ。

 ハッピーエンド、円満な結末とまでは行かなかった本作ですけど、それ以上に心地よいエンドでした。

 作中で関わった人たちに対し、さりげない形で自らの今を示し、その時の感謝の気持ちを伝えるシーンなんですけど、不覚にも涙がこぼれそうになりました。

 完全に接触することはできない、それでも自分の気持ちを伝えたい。

 特定の相手だけにしか伝わらない方法で訪問していく、そんな主人公に対して胸が熱くなりました。

 そして最後のラスト。

 やられました。

 こればっかりは耐えきれなかったです。

 物語序盤から何度も何度も繰り返されていた文章、フレーズ、そして描写の意味が、最後の最後に関係してくるんですよね。

 あー、なるほど。

 そう来るのかと、一人唸ってました。

 ボクにとって初めての伊坂幸太郎さんの作品だったんですが、もう大満足ってな感じです。

 後書き曰く、完全なエンターテイメント作品だったようで、確かに裏のある文章、作風じゃなく、ストレートに伝えるような感じだったんですけど、逆にそれが良かったです。

 うん、他の作品も読んでみたくなりました。

 とりあえず、今一番読んでみたいのは、『獣の奏者』と『守人』のアレですかね。

 え? どっちも伊坂幸太郎と関係ないって?

 あはは、そんなこと気にスンナ(笑)

 どっちも一冊、二冊くらいづつしか読んでないので、とりあえず全体を読んですっきりしたいです。

 では、本日はこんなところで失礼をば。





 追記:映画のHP見てみたら、実際に映画見に行きたくなってきた(笑)

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